「大須はきっと、自分にとっての…」名古屋在住のデザイナーが、30歳の節目に語る地域の魅力

「大須はきっと、自分にとっての…」名古屋在住のデザイナーが、30歳の節目に語る地域の魅力

「はじまり?居場所?ターニングポイント?どうだろう、難しいけれど、とにかく大須は思い入れのある場所だなって」

大須商店街の飲食店の一角で、自分にとってしっくりくる言葉を探すため、キャリアを振り返って話しているのは、フリーランスデザイナーの「うさみさき」

今回は、当サイトのデザイン・Web担当を務めるこの人物に、大須への想いを話してもらいました。

これまでの人生と経歴を振り返って

うさみさんってずっと大須にいますよね。インタビューをさせてもらえませんか?

当サイトのディレクション担当かつ、5年以上の付き合いになる知り合いのひとりとして、うさみさきに声をかけてみたところ、快い返事がありました。

チラシやロゴのデザインから始まり、Web制作、グッズやノベルティ、オリキャラなど、たった1人で幅広い業務をこなす、精力的なフリーランス。

しかし、人生や経歴をあらためてヒアリングすると、簡単に書き起こせるものではないことが分かります。

周囲を見て取り繕いながら生きてきた中高生時代。

それから先は「うつ病」「自殺未遂」「入院」など、しばらくネガティブな言葉が続きます。

その割に、うさみさきの表情に曇りはありません。

卑下するでもなく、誇張するでもなく、淡々と「昔は大変だった」と振り返るその口調に、迷いはほとんどないようでした。

今が充実しているからでしょうか?

ともかく、その人生に大きな影響を与えたのが「大須」という地域だったのです。

大須はキャリアの「出発点」だった

話によると、大学を中退して停滞していた時期に、大須のデザイン事務所でアシスタントとして働き始めたことが、キャリアの出発点になったそう。

2年ほど、実務を経験しながらデザインを学んだことが、2018年に個人事業主として開業するきっかけとのことです。

また、同時期に「大須クリエイトスペース(通称「おークリ」)」を立ち上げ。

当時はクリエイター向けのコワーキングスペースとして、即売会や交流会等のイベントを主催していました。

「大須ならではの個性的な人が出入りしていたかな?」

そう振り返る様子は、どこか楽しそうに見えます。

「昼は、生鮮食品店のサノヤさんでお弁当買ってたな。カメラ見るのにアメ横ビルに出入りしたり。このあたりは、久屋大通のフラリエに行くのも便利だし、そこで写真撮影なんかもして…」

スペースの運営に、デザインの依頼、アルバイト。

忙しい日々も全力でこなしてきたからこそ、今の姿があるのでしょう。

そして、その日々はきっと、大須という地域がなければ訪れなかったものでした。

商店街とのかかわりと、変わっていくもの、変わらないもの

運営していた「大須クリエイトスペース」は、コロナ禍を機に店舗の場所を変えながらも、大須を拠点としつつ3年半にわたって続きました。

2022年に閉店することとなりましたが、「どんな人でも自由に創作活動ができる場所を作りたい」という願いは消えません。

お店も人も、変化が激しい大須商店街。

スペースの運営が終わったのと同じように、閉店する店もあれば、新しく開店するお店も多い場所です。

それでも、地域全体のあたたかさや、懐の広さはいつまでも変わりません

うさみさきも、「いこみゃあ大須のデザイン・Web担当」という形で、やはり変わらず大須と繋がっています。

人と人との縁が始まり、形を変えながら続く場所。

大須商店街の人情に惹かれ、救われたメンバーが、今日もこのサイトを運営しているのです。

「うさみクリエイト」について

「うさみクリエイト」は、名古屋市東区を拠点に、代表であるうさみさきが個人で開業しているデザイン事務所。

Web、印刷物、グッズ、ノベルティ、ロゴ、イラスト、音楽など、幅広いサービスを提供しています。

一番の強みは「個人だからこその柔軟さ」。

メニューにない内容でも、デザインにかかわる相談なら可能な限りで対応します。

ホームページ/チラシ・名刺/ノベルティ/ロゴ/イラスト/キャラクター制作など|幅広いプランから最適なプランをご提案|ヒアリングから納品まで一貫することで、無駄な…
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