名古屋の人気観光スポット・大須エリアにある「大須観音」は、商店街の賑わいの中に佇む歴史あるお寺。
参拝することで、厄除けや学業成就、商売繁盛などのご利益があるとされています。
また、境内には見どころも多く、御朱印を求めて訪れる参拝者も絶えません。
この記事では、大須観音のご利益や見どころ、御朱印の魅力について詳しくご紹介します。
もくじ
名古屋の大須観音はどんなお寺?

名古屋の大須観音は、もともと尾張国(現在の岐阜県)にあったお寺が起源です。
このお寺は、能信上人が伊勢大神宮で100日間こもり、お告げを受けて開創したと伝えられています。
そして江戸時代初期には徳川家康の命により現在の大須へ移され、以来、名古屋を代表する寺院として多くの人に親しまれるようになりました。
現代では、浅草観音(東京)、津観音(三重)とともに「日本三大観音」の一つに数えられている大須観音。
歴史と信仰を受け継ぎながら、多くの参拝者に親しまれている、名古屋の代表的な寺院です。
大須観音は学業成就のご利益で有名

大須観音には学問の神様である天神様がまつられており、特に学業成就のご利益で知られています。
そのため、毎年冬になると、受験を控えた学生たちが合格祈願に訪れることも。
さらに、厄除けや家内安全、身体健康、商売繁盛など、多くのご利益があるとされ、地元では幅広く信仰されています。
大須観音の見どころ

大須観音には、歴史と風情を感じられる見どころがたくさんあります。
お参りに訪れた際には、ぜひチェックしてみてください。
戦火から蘇った本堂
大須観音の本堂は、これまでに幾度も火災に見舞われました。
明治時代の火事に続き、太平洋戦争の空襲でも焼失し、一時は存続の危機に陥ったといわれています。
しかし、地元の住人たちの協力によって再建が進められ、現在の本堂は昭和45年に建て直されました。
このように、大須観音は長い歴史を乗り越え、今も多くの参拝者を迎えているお寺なのです。
迫力ある仁王門
大須観音の本堂へ向かう参拝の入口となるのが「仁王門」です。
この仁王門は堂々とした造りが特徴で、大須のシンボル的な存在として親しまれています。
また、門のすぐ隣に広がる商店街のアーケードは「仁王門通」と名付けられ、大須観音とともに多くの人々で賑わうエリアとなっています。
門の左右には力強い表情の仁王像が安置され、邪気を払う守護神として参拝者を見守っています。
訪れた際には、ぜひその迫力ある姿にも注目してみてくださいね。
鳩とのふれあい
大須観音の境内では、鳩のエサが販売されています。
手から直接エサをあげることができるため、子どもから大人まで楽しめる点が人気です。
季節によっては、大群の鳩が一斉に押し寄せることもあり、その迫力はまさに圧巻。
穏やかな時間を過ごしながら、鳩たちとのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
御朱印やおみくじも要チェック

大須観音では、力強い筆文字で書かれた御朱印も人気です。
その迫力ある筆遣いは、一枚の書作品のような美しさがあり、参拝の記念として多くの人が求めています。
また、大須観音のおみくじは「凶が多い」と言われている、特徴的なおみくじです。
これは、「つらく厳しいときでも人々を救う」という観音様の御心を表しているのかもしれません。
もし凶を引いてしまっても、それを乗り越えられるよう努力すればきっと報われるはずですよ。
大須観音へのアクセス
大須観音は名古屋市の中心部にあり、アクセスも便利です。
電車の場合は、名古屋市営地下鉄の鶴舞線「大須観音駅」 2番出口すぐ。
観光やショッピングの合間にも気軽に立ち寄ることができます。
名古屋に来たら大須観音で歴史を感じよう
大須観音は、長い歴史と人々の厚い信仰によって受け継がれてきた、名古屋の代表的なお寺です。
壮大な本堂や迫力ある仁王門、鳩とのふれあいなど、見どころも満載。参拝の記念に御朱印やおみくじを楽しむのもおすすめです。
名古屋観光の際には、ぜひ大須観音に足を運び、その歴史と魅力を感じてみてくださいね。